特別養護老人ホームの特徴と現場の様子

特別養護老人ホーム、介護業界では略して特養と言われています。介護施設の中では、要介護者レベルが高めに設定された老人ホームといえます。

公的に運営されており、低価格で十分なサービスを受けられるため人気が高く、沢山の入居者が入所されています。施設は増加傾向にありますが、それでも特養に入居希望の高齢者は入居待ちの状態になっているくらい、部屋が足りないと言われています。

そしてスタッフの数も足りないだけに、1人でとても抱えきれない状態が続いています。入居者も様々な特徴を持っているだけに、仕事内容も大変です。施設自体も大きく、一人ひとりが忙しく動かなければ仕事が回りません。

現場では一人で動き回る入居者もおり、スタッフ一人で介助するより二人介助でしなければいけない入居者など様々な人を相手に介護を行うことになります。入居者は若い人でも70代から上は100歳以上とバラバラですが、要介護レベルが高いため、しっかり見ておかなければならない介護者が多いです。

要介護度3以上が特養に入居可能と設定されたため、スタッフも入居者の状態を常にチェックしています。他の介護施設よりは給料が高いと言われますが、その分仕事量が大変です。待遇面も手厚くしていますが、その分の仕事量と休日もスタッフの動向次第で休日出勤も必要になります。

色々と大変な側面がある特養の仕事ですが、介護のスキルを磨くという意味ではうってつけの場所だといえます。要介護3以上の入居者たちの中で対応法を身につけることができれば、どんな介護施設でも活躍することができるはずです。

老人ホームにも色々種類があり、業務内容も大きく変わってくるので、働きたいと考えた時には施設ごとの違いを押さえておきましょう。老人ホームの仕事全体を知るなら、以下のサイト《老人ホームで働くなら》が役に立ちますよ。